デスクワークは肉体労働よりもツラかった
元はアスリートで肉体派、そんな自分がデスクワークの部署に配属されたとき、最初は「やっと肉体労働から脱出だな」と、ほっと胸をなでおろしたことを覚えています。
「割と楽な作業で済みそうだな」とね・・・。
【デスクワークは肉体労働よりもハード】
でも実は、デスクワークのほうが100倍疲れます。100倍は大げさにしても、肉体労働をしていた側からすれば、それくらいハードな仕事ってことです。
デスクワークは頭はしっかりと働かせるくせに、体は座った姿勢で固定されます。
でも、実際はこの座ったままの姿勢ってやつが厄介でして、全身に肉体労働以上に厄介な負担がのしかかってるんですわ。
たとえば、下半身はエコノミー症候群のように、血液循環が鈍るので血栓ができやすく、その血栓のせいで心臓や脳にも生命の危険が及ぶことがある。
さらに、腰から上、上半身全体の小さな筋肉は、持続した負荷がかかる。そのせいで、肩こり、腰痛、首コリ、頭痛、といったデスクワーク特有の症状に悩むことになる。
一見、肉体労働の方がキツイと思われがちですよね。たしかに、交通整理みたいな同じ姿勢で過ごす時間が長い職種は、キツイです。
でも、荷物を運んだりする仕事の場合は、同じ動作であっても筋肉への負荷に緩急があって、しばらく続けていると慣れてくるんです。
最初はしんどいけど、筋肉がその労働のパターンを覚えてしまうし、数分に一度は「ふぃ~~」と一息つくことが多いので、肉体労働は日が進むにつれ、筋肉が負荷になれてくるので、負担の度合いも低くなっていくんですね。
でもデスクワークったら、肉体にかかる負荷は弱くても、一定の時間ず~っとその負担が固定されるんですよね。
腰とか肩にかかる負担が中途半端に弱いので、適応することも難しい。だから、慢性的な肩こりとか腰痛になっていくんです。
これが、肉体労働とデスクワークの負担の違いだと思います。
これに気づいた時、自分はデスクワークをしてる最中、数分おきに立ったりストレッチしたりして、体を一定の姿勢に固定させないようにしています。
固定された姿勢こそが、デスクワークで疲れる原因ですね。というわけで、動こうぜ。定期的に・・・。